アドリブソロは「ありがとう」のフレーズを覚えよう

2021/05/21

ギター講師のマサヤングです。

アドリブソロを弾きたくて、色んな名ギタリストのソロをコピーされてる人も多いと思います。

ただ、その練習は下手すると意味が無い可能性があるので今回の記事を読んでみて下さい。

コピーは無駄？

例えば、ギターソロをコピーするときにタブ譜を使う人も多いと思います。

ただこれ、気を付けないとただタブ譜の数字を追っかけてるだけになる可能性があります。

音楽理論的なことを覚えてないと、ただそのソロが弾けるだけになり、まったく自分のアドリブソロの引き出しになりません。

わかりやすいと例えを出しましょう。

アラビア文字って読める人、少ないですよね。

でも、とりあえず横に見本があれば同じように書き写しすることは出来ると思います。

無事、書き写しできたとしてそれが何を意味してるのかはわからない、それがタブ譜でソロをコピーしてるのと同じ状態になります。

アラビア文字を勉強して「ありがとう」という文字列を覚えたとしましょう。

そうすると書き写しをしてるときに「あっ！これはありがとうだ！」ってわかると思います。

音楽も同じで意味が分かれば、ギターソロをコピーしてる時、同じように「ありがとう」フレーズだ！とわかるようになります。

なので、しっかりコピーしたフレーズが引き出しにストックされることになります。

最初は確実に「ありがとう」フレーズをいつでも弾けるようにしておいてそのタイミングがくれば、勝手に身体が動いてしまうくらいに練習するところから始めると良いです。

実際、日本語だと適切なタイミングで「ありがとう」と言ってしまいますよね。

それから少しずつボキャブラリーを増やして行けば流暢なアドリブが弾けると言う訳です。

今の例えで言うとスケール練習はどんな位置付けになると思いますか？

日本語で言うならば「あいうえおかきくけこさし～」と五十音を順番に書き写してるのと同じような意味になります。

もちろん、それも無駄ではないですが、それだけ続けてもアドリブソロは弾けるようにはならないのは分かりますよね。

ある程度、スケール練習をやったあとは「ありがとう」などの実際の会話で使う言葉を覚えるようにすることが大事になります。

なんとなく例えだらけの記事になってしまいましたがなんとなくアドリブソロを弾くためのニュアンスは伝わりましたでしょうか？

色んな音楽のジャンルによってその言い回し方が変わります。

好きなジャンルから始めても良いと思いますがギターならばブルースのフレーズはある程度覚えておくとよりギターらしい歌い回しが出来る様になるのでオススメです。

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