アドリブ初心者が間違えやすこと

2023/08/06

アドリブを始めたばかりの方がペンタトニックスケールのポジションを覚えて拡げていくことには、いくつかの利点と欠点があります。

まず、多くの人は最初はランダムにフレットを弾いているため、新しいポジションを覚えることで選択肢が増えるというメリットがあります。

しかし、ペンタトニックスケールのポジションだけを覚えていても、実際の音楽フレーズを作り出すことは難しいかもしれません。

重要なのは、まずペンタトニックスケールの音と実際のフレーズを覚えることです。

しかしここで注意すべき間違いがあります。

多くの人がマイナーペンタトニックスケールのフレーズしか覚えようとせず、メジャーペンタトニックスケールを見過ごしてしまう傾向があります。

これでは、メジャーやメジャーマイナー進行を含むフレーズを演奏する際に苦労することになります。

メジャーペンタトニックスケールのフレーズをしっかりと覚えることが大切です。

特にブルースの演奏においては、メジャーペンタトニックスケールが重要な役割を果たします。

ブルースのエッセンスは、メジャーとマイナーの対比によってより豊かなブルージーな感じが生まれることにあります。

ブルースは単純な進行だけでなく、メジャーマイナー進行を含んだ複雑なフレーズで表現されることもあります。

もちろん、マイナーペンタトニックスケールだけでもコード自体がメジャー3rdを含んでいるため、ブルージーな演奏は可能ですが、本格的なブルースのフレーズを演奏するためにはメジャーペンタトニックスケールも重要な要素となります。

これらのスケールをバランスよく練習し、音楽の幅を広げることで、より自由なアドリブ演奏が可能になります。

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