脱セーハという考え方でセブンスコードを押さえてみる

   

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ギターという楽器はなぜか音楽的に複雑なコードの方が押さえやすいフォームになる傾向があります。

今回はセーハしない脱セーハで押さえられるセブンスコードを紹介していきたいと思います。

これを覚えておくと楽に押さえられて、なんならサウンドも良くなるので一石二鳥です。


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セブンスコードにすると楽に押さえられる代表例

例えばAのローコードがあります。

この形を横移動させて行き、いわゆる5弦ルートのコードを作って行きます。

例えば、Bのコードだとこんな感じ。

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この押さえ方は4フレットの部分をバラバラの指で押さえるやり方と薬指でセーハするやり方があります。

いずれにしてもちょっとしんどいフォームですよね。

これを例えばセブンス化するとこうなります。

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縦に並ぶ4フレットがなくなったので押さえやすいフォームになりました。

ただこれでもまだ脱セーハが出来ていないのでこういう押さえ方も存在します。

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開放弦を使っているのでこのフォームをフルで他のコードに流用は出来ないですが脱セーハでかなり押さえやすいと思います。

セーハするコードの特徴

なんとなくセブンスコードにすると押さえやすくなるのかなぁ?という雰囲気は伝わったと思います。

ここでセーハするコードの特徴を捉えておくことで脱セーハがやりやすくなりますので、理解しておきましょう!

基本的に人差し指セーハするコードのほとんどはルートの音から右側に押さえるポジションが広がっています。

これがセーハするコードの特徴です。

さきほど出てきたセーハしないB7のコードを見てください。

ルートより左側に押さえるポジションが展開していますよね。

これが脱セーハするためのポイントになります。

脱セーハできる5弦ルートのセブンス系コード

では、5弦ルートのm7、7、M7を見ていきましょう。ルートはDに統一します。

Dm7
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脱セーハはしていますが慣れないとちょっと押さえにくいかもしれませんね。

D7
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ローコードのCにセブンスの音を付けた形をDのポジションまで上げてきたものになります。

Cの面影を感じることが出来たら覚えやすいかと思います。

DM7
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ぶっちゃけセーハする方のDM7がそれほど押さえにくくはないので、僕的には使用頻度は少ないですが、こういう風に押さえることも出来ます。

5thの音を省略する

これらのコードを作るポイントはルートから左側に音を展開させることでしたが、それをするためには5thの音の省略が必要になります。

5thというのはルートから数えて5番目の音です。Dのコードの場合セーハで押さえてた時の4弦7フレットの音になります。

ギターはピアノなんかに比べて一度に弾ける音が少ないので、コードの中で重要度の低い5thの音から省略していきます。

これをしないと9thとか13thと言ったテンションコードが押さえられなくなってしまいます。

5thを省略した6弦ルートのセブンス系コード

脱セーハは出来ないんですが、同じように5thの音を抜くことで6弦ルートのセブンス系コードもグッと押さえやすくなります。

では、6弦ルートのm7、7、M7を見ていきましょう。ルートはAに統一します。省略する5thは5弦7フレットです。

Am7
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きれいに縦一本ポジションで押さえることが出来ます。

A7
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先程のAm7の3rdの音を半音上げてA7にしています。

AM7
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これは慣れないと押さえにくいかもしれないですね。(1弦の音は6弦を親指で押さえたときのみ弾けます)

基本的に6弦のルートの音は親指で押さえることが出来るので、テンションを加えたり、コードの音に動きをつけたオブリガードとか弾けますね。

さいごに

脱セーハ、つまり5thの音を抜くことが深ーいコードの世界に入り込む第一歩になります。

まずはこれらのコードの押さえ方をバッチリ覚えて今度、何かの演奏ときはこのフォームで弾くようにしてみてください。

深ーいコードの世界はまたいつか書いてみたいと思います。

またYoutubeの方で今回書いたのとは少し違う切り口で話していますのでさらに理解を深めたい方はご覧ください!



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