アドリブの良いフレーズを良いと思える感性を磨くこと

      2018/08/27

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最近はレッスンでも積極的にジャズのアドリブの理論を教えています。ジャズをメインにやらない人にも。

ジャズっていうのはちゃんと弾こうとすると、スケールやらコードトーンやらがややこしい音楽なので指板の音の配置を覚えるのが大事になります。

これをしっかりやっていればロック、ポップス系でも柔軟なソロが組み立てられる人になる訳です。

ただレッスンで伝えるのが難しいのが良いフレーズという感覚です。

今回は良いフレーズってなんだろうってお話です。


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ジャズはコードトーン主体で分かりやすい

ジャズのソロを勉強する上でコードトーンの練習は欠かせない要素です。

僕のレッスンでは、

Dm7→G7→CM7

のコード進行を鳴らしながら最初は

Dm7(レファラド)→G7(シファ)→CM7(ミ)

とG7とCM7のコードトーンを絞ったのからはじめて、慣れてきたら増やしていき、

Dm7(レファラド)→G7(ソシレファ)→CM7(ドミソシ)

までを基本形としてひたすらやります。

もちろんここから色んなテンションを付けて弾くことも出来るのですが崩壊してしまう人もいるので慎重に進めます。

この基本形のコードトーンだと当たり前ですがバックのコードからは絶対に音は外れないので、よほど突拍子もないことを弾かない限りは変なフレーズになりにくいです。

「高い方から順番に」みたいな安直な弾き方でも音楽的に成り立つことが多いです。

ここでレッスンとしては進めやすいけど、「いいフレーズを見つける」という嗅覚は学べないかなと思ってしまいます。

ペンタトニックのフレーズは教えにくい

今度は逆に3コードとかのブルースでマイナーペンタ一発で弾きましょうみたいなレッスンになってくると意外と苦労します。

だってペンタトニックはただスケールを上下するだけではフレーズにならないから。

もちろんここでも僕はコードトーンの意識の重要性から教えて行くのですが、この場合はそれがすべてではないんですよね。

ブルースはm3rdとM3rdの弾き分けが大事になってきます。でもそれだけ追ってても上手く弾けない。

70年代から始まるLed ZeppelinやDEEP PURPLE、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン辺りのペンタの使い方を身に付けないといけない気がします。

何曲かは実際に弾くレッスンもしますが、膨大な曲数があるのでそこからはもう聴いてくださいとしか言えないんですよね。

で、これはあくまでもペンタのフレージングの好みで僕は大事だと思うし、好きだけどそれが今挙げたアーティストがすべてでもないんです。

だからレッスンでペンタトニックのフレーズをやるのは実はすごく難しい。

でもそれっぽくブルースを弾くなら必須項目ではあるのですが。

もう各自で好きなのを耳コピしてくださいとしか言い様がないのです。

さいごに

アドリブで良いフレーズを弾こうと思ったらもうたくさん聴くしかないです。

そしてビビッと来たものを片っ端から弾いていく。

理想なのはそのバックのコード進行とかキーとかも一緒にコピっておくとよいです。

前に書いた「音楽をやる上でBLUE GIANTという漫画は絶対に読んでおいたほうがいい」の主人公はおそらく河原でコピーばかりしてたと思いますよ。



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